加工作業

ボラ皮の加工には、鮮度の良いできれば生きた状態の釣りボラが理想的です。 釣れたボラはスカリに入れて生かしておきます。

 

たくさん釣れましたがこれは一つのスカリにボラを大量に入れすぎています。 ぎゅうぎゅう詰めで身動きできないと酸欠状態になりますし、体の表面が傷んで血が滲んだようになってよろしくありません。  

   

 ボラがスカリの中で自由に泳ぎ回れる程度がベストです。


きれいなボラです。 小さすぎるものは頭と尾を落とすと使える部分が少ないので50~60㎝ほどが理想です。大きすぎるとまた別の問題が生じてきます。 釣ってきたボラの皮を剥ぎ取ります。 



 以下は加工過程で変化するボラ皮の状態です。 


ボラそのもの。 



 まずうろこを取り、皮についた汚れや肉、脂肪分などをきれいに落としました。 



 その後乾燥します。 乾燥すると透明感が出てきます。


乾燥後に仕上げ加工を施したもの。 

 この白い紙のようになったボラ皮をカットし、釣り針にハリスで巻き付けたのちサビキ仕掛けに仕立てます。

 出来上がったボラ皮の状態は真っ白ですが光沢があります。 

この皮を水に漬けると色合いが変化してきます。 



 グラデーションがはっきりしました。 感触はヌルッとしてます。 生の状態だと多少生臭く感じます。 


 上が製品の状態、下は浸水後に色・質感ともに変化した様子。 

 取りたてて難しい加工作業はありませんが、全工程を手作業で行なっています。

サビキのカネマン

高知発  all handmade ボラ皮サビキ仕掛け製造販売 サビキのカネマン 1975年創業